■物件を絞り込むに当たっての留意点
子供の環境
子供の通学･遊び場小さい子供がいる場合、やはりお子さんのことを第一に考えてあげましょう。通学の便は良いか？ 近くにに同年代の友達がいるか？ 郊外過ぎないか？ などです。また、サイゴンでは児童公園がないので、アパート内に子供の遊べる庭や遊具があると便利でしょう。
買い物事情
日本人がよく利用するのはサイゴン･スカイガーデン内の｢ミニ･マート店｣ サマセット･チャンセラー･コート内の｢ミニ･マート店｣ セントラル･タワー内の「マキシ･マーク店」ハ･ムギ通りの｢国際マーケット｣などのスーパーとレ･タン･トン通りにある｢TOKYO･ショップ｣と｢AKURUHI｣です。こうしたスーパーは中心地にあるため、１区のアパートがやはり人気です。最近ではバー･タン･ハイ通りにある「マキシ･マーク･スーパーマーケット」やグエン･ディン･チュー通りの｢コープマート｣他郊外の｢メトロ｣｢コラ｣等も人気があります。
通勤
サイゴン郊外に勤務の方は道路へのアクセスが重要になります。ビエン･ホア方面へは1号線を走るのが一般的です。特に１〜３区周辺の方はディエン･ビエン･フー通りに出てサイゴン橋から1号線を走るか グエン･ティー･ミン･カイ通りからサイゴン橋→1号線に出る。今はトン･ドック･タン通りを挟んでレ･タン･トン通りの反対のグエン･フー･カン通りを走りサイゴン橋を超えて1号線に出るのが渋滞も無く短時間で便利でしょう。タン･トアン方面へはグエン･タッ･タン通り1本です。また、ニューワールドホテル後ろからもサイゴン･サウスにアクセス可能になる橋と道路が作られましたので、日本人学校への通学､タントアン輸出加工区への通勤､通学は便利になりました。
病院
気候の違うサイゴンでは、小さいお子さんは とかく病院に行く機会が増えるようです。グエン･ユー通りのＡＥＡ医療センターや、パスター通りにあるコロンビア･クリニック、グエン･チー･フン通りのハート･インスティゥーテ病院などは日本人がよく利用する病院です。また7区のサイゴン･サウス内に出来たフランコ･ホスピタルもフランス資本で造られており最新の設備が整った新しい病院でフランス人医師も多数働いています。歯科医院もここ近年イロイロな病院が開業しておりやっと我々が自分で選べるような状態になりました。中でも日本の歯科医院「厚誠会」が人気があり 予約をしないと治療が出来ないほどです。いずれも欧米人スタッフ･日本語通訳･海外旅行保険が使え便利です。
雨季の道路事情
ベトナムの雨季は5月下旬から11月上旬までで、短時間に集中して降るのが特徴です。5〜6年前に比べると洪水もだいぶ改善されましたが、水はけの悪い所は道路一面川になります。1区のグエン･チャイ通りは中心にもかかわらず水はけが悪く、雨季はしばし道路一面川になります。ソビエト･ゲ･ティン通りでは脇道の奥は水が溜まります。それとビン･タン区のディン･ボー･リン通りとバン･タン･バック通りも酷い物です。グエン･バン･チョイ通りではフー･ニョン区のオムニホテルからガーデンプラザホテル近辺は水が溜まります。
通学
現在ほとんどの日本人生徒が通学バスを利用して登下校しています。日本人学校のスクールバスはロジテムというバス会社に委託しています。現状､日本人学校生徒の送迎は市内どこまででも送迎するので、市の中心から離れていても特に心配する必要はないでしょう。詳しくは学校事務室(Tel:873-1372)にお問い合せください。
常設家電製品
アパートによって多少異なりますが、ベトナムのアパートで標準的に備わっているのはエアコン･テレビ･冷蔵庫･洗濯機･ガス(電気)レンジのみになります。その他･ビデオデッキ･ＤＶＤ･ＣＤプレイヤー･電子レンジ･食器洗浄機･ファックス機などは自分で購入するか、予算に余裕がある場合、家賃に上乗せしてアパート側に用意してもらいます。テレビは日本から持ってくる方もいますが、電圧が違うこともあり、なるべく現地で用意する方が賢明でしょう。また多くの方が言われることですが、冷蔵庫は大きいに越したことはありません。
内装補修
高級サービス･アパートの場合は入居前には必ず部屋の内装補修をおこないます。具体的には壁紙の張り替え、床のつやだし(フローリングの場合)、ベランダのペンキ塗り、ソファー･カーテンのクリーニングなどです。この際、アパートによってはダイニング･テーブルを新品に交換したり、ソファーを好みの物に替えたりすることが可能な場合もあります。こうした補修には10日前後かかります。例えば6月30日に部屋が空く場合、7月10日頃から入居可能とお考え下さい。タウンハウスの場合は著しく壁が染みや汚れが付いていた場合以外は 大家はなるべくお金をかけまいとするので､部屋のチェック後塗り替えや掃除を指摘しましょう。 壁の塗り替えや掃除をするのにも､やはり1週間前後は見ておくとよいでしょう。唯それで大家が条件を飲む飲まないは別の話となりますが……
衛星放送
現在日本語のテレビ番組はNHKとJET TVのみになります。アパートによってはサービスでNHKをFreeで視聴できますが、多くのタウンハウス物件の場合、個人でUBC取り扱い業者と契約し別途年850USDの視聴料を払うことになります。UBCとは外国のテレビ番組の放送権をUBCが買いタイ国内向けに放映している会社で、CNN・BBC・MTV・HBO等があり、その中に日本語のNHKの放送もも含まれていますUBC取り扱い業者と契約すると担当者が設置工事に来ます。勿論テレビがあることが前提です。ケーブルが部屋まで来ていない場合にパラボラ・アンテナを屋上に設置すると、初期設置費用は＄１.500USD程度になります。(内＄850USDは視聴料代)。JET
TVの場合はプラス500USDが必要となります。
電話とインターネット
電話線はほとんどの外資系のアパートで各部屋に直通回線が1〜２本あります。内線があるアパートは0あるいは9を押して外線発信になるところが多く、インターネットをしていても直通回線の方で電話を使用できます。ローカル系アパートも同上。しかしタウンハウスに関しては電話回線が付いているものの国際電話仕様にしてなかったりしているので確認が必要です。あと電話回線を増やすには大家の名義で増やす場合1回線100USD程の保証金が必要となります。
また外資系アパートではお客様用にＡＤＳＬをセットしている所が有りますし 無くともリクエストすれば費用はお客持ちであるものの手続きは代行してくれるアパートも在り。そしてローカル系アパートやタウンハウスは自前で費用を出し､手続きをしなければならないです。
手付金
このベトナムの経済状況にかかわらず人気物件は常に満室の状態です。こうしたアパートは空室がでてもすぐにうまってしまうので、入居まで間がある場合など、部屋の確保が大切になります。そこで、会社側でDeposit･初回家賃を用意する前に、手付金として家賃の1ヶ月分をを先にアパート側に支払う必要があります。もちろんこの額は契約時に保証金として変わります。しかし契約が終わったと同時に最終月の電気代や電話代の支払い領収書と交換に100%払い戻されてきます。人気の物件ほどこの必要が高まるといえるでしょう。
デポジット（保証金）
外資系アパートに関しては通常家賃の2〜３ヶ月分をセキュリティ･デポジット(保証金)として入居時に支払います。 まれに１ヶ月分。これらデポジットは退去時に電気･水道･電話料金を精算した後返還されます。万が一著しい破損がある場合は賠償分を差し引かれますので、お部屋をきれいに使うことを心がけて下さい。特に小さなお子様がいる場合、壁に落書きをしたり、三輪車でフローリングの床を乗り回したりすると、退去時にトラブルになる場合があります。また、通常賃貸契約は1年ごとに更新されます。1年未満に退去せざるを得ない場合、デポジットの全額あるいは幾らかが没収される可能性があります。
■家主に要求する､借り手にとっての留意点
- 中途解約の項の挿入について。家主のドラフト（契約書案）に書いてない場合、挿入させてはどうでしょうか。つまり「この契約は１年間とするが、万が一、会社の命令で日本に帰国する場合は、デポジットの全額を返してもらうことができる」と。
- 契約終了前の事前の通告については、30日前とするよう、要求してはどうでしょうか？
- （多くは60日前とある） 90日も前だと住み替え計画に支障が出てきます。
- １年の契約が過ぎて、更新する場合、（Ａ）の中途解約の項を必ず挿入させること。
など等､上記の様な事を留意されて物件の絞り込み､チェック､契約をなされると良いでしょう。 弊社ではお客様に不利が無い様、最大限お手伝いさせていただいております。
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